2008年9月29日月曜日

今後の藍染体験講座 その2

7月、居住区内の公民館からも、藍染講座開講のご依頼を
受けました。

はつかいち美術ギャラリーでの『布に描く世界 ~染色展~』
で夫の作品をご覧になった居住区内の公民館企画スタッフの
方が、藍型染めに大変興味を持ってくださり
「公民館で藍染講習をしていただくことは可能でしょうか。」
とご連絡をくださいました。

染色は、染める・洗う・干すなどの工程があるので、染液が散り
現場が汚れる恐れもあります。
唯一水洗い作業の出来る部屋は調理室との事。

公民館の他の講座が大抵そうであるように、時間も約2時間と
限られています。

先の染色展を見に来てくださったスタッフが、企画会議で
推してくださったのか、少しでも講師(夫)の作品世界も
伝えたいので、講座に先行し館内で 作品展示を行いたい
とのご提案。

難問をクリアしてでも実施したいというスタッフの熱意が伝わって
きて、有り難くお引き受けいたしました。
さあ、受講の皆様に楽しんでいただけるよう限られた条件の中で
工夫しなくては!  がんばれ夫!

★12月、広島市佐伯区内の某公民館にて藍染作品展示と
藍染講習会を行う予定です。
今は現場下見も済ませておりませんので、詳細はもう少し日程が
近づいてきたらお知らせいたします。

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うつわと染 あとりえ*しおん
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E-mail info@atelier-shion.com
TEL・EAX 082-228-0256

今後の藍染体験講座 その1


日増しに空気が秋めいてきました。夕べから今朝にかけては
これまでに比べぐっと気温が下がったようです。

先日作品展示をお知らせした、国営備北丘陵公園の企画スタッフ
の方から『秋まつり』期間中に藍染体験講座を開講してください、
とのご依頼を受け予定を組んだのは8月上旬でした。

10月11日(土)は同公園工芸室で、『藍染体験講座』が開かれます。
夫は用具一式をワゴン車に積んで出前いたしま~す。

これまでは講座に参加される来園者のお手伝いをされるボランティア
スタッフの方の勉強会講習のみを行ってきましたので、今回初めての
一般のご来場者向けの藍染体験講座です。

花(特にコスモス)の咲き乱れる園内を散策し、藍染も体験し、自然と
ふれあう秋の一日をお過ごしになりませんか?

★尚、残席状況等詳細は国営備北丘陵公園へお問い合わせください。
備北公園管理センター 0824-72-7000

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うつわの輪


春のえほんとうつわのコラボ展で、中根さんのうつわをとても
気に入ってくださったSEIKOさん。

3月の春咲展の折には、1歳を迎えたお嬢さんにと『イチゴ』
シリーズから色々揃えられ ました。

この度ご親戚に女児がご誕生され、出産のお祝いには是非
お嬢さんとお揃いの『イチゴ』のうつわを!という事で、ご来店
くださいました。

コラボ展であとりえしおんのお客様がオーダーされて出来た
サイズの小判皿(中)も以後お店にお目見えしています。

早速「展示会ではこれはなかったですね。使い勝手のよさそうな
大きさだわ~。」とお気づきになりました。

半年間、お嬢さんに『イチゴ』のうつわたちを使ってこられた経験を
活かしてじっくりと的確に組み合わせるアイテムを選ばれました。

めし碗、こどもマグ、小判皿(小・中)、やさしいプレートの5点
がSEIKOさんのセレクション。

「やさしいプレートは、ワンプレートでかわいらしく盛り付けて母親も
楽しめるし、1人で食べれるようになったら、こぼれにくい作りだから
イイですよね。」子育て真っ最中の現役ママの優しい目線で選ばれた
うつわが、またちいさな女の子のもとへ旅立つことになりました。

手作りのやさしいうつわが、将来それぞれの家族の食卓の記憶に
共通の思い出の輪を結ぶと嬉しいなと思いながら箱詰めしました。



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2008年9月27日土曜日

形で遊ぶ豆皿




『花型豆皿』は大・中・小の花が3輪寄り添って咲いている形が
可憐な豆皿で黄色桃色があります。これも今年の新顔です。

磁器に釉薬をかけて焼き上げてある有田焼で、前にご紹介
しました『うさぎ豆皿』と同じ場所で生まれました。
こっくりとした黄色、ちょっぴり灰味がかった桃色は、大人っぽい
お色目です。

この季節は菊やコスモスに見立てて黒漆の折敷やお盆の上に
セットすると秋らしくしっとりとした雰囲気をかもし出せます。

お正月もテーブルが華やいだ感じになりそうです。

磁器ですので磁器の洋食器とも組み合わせを楽しめそうです。

リングやピアス…アクセサリー入れにしてもカワイイかも♪

『花型豆皿』貴方のセンスで色々と遊んでみてください。

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2008年9月25日木曜日

藍染のお手入れ方法



当店の藍染製品には小さなしおりを添えています。
藍に関するちょっとした言葉の最後に【漂白剤入りの洗剤は
退色の原因となります。】と書いてあります。
夫が1点1点手丹精こめて染め上げている藍布の『自然の彩』
を末永く楽しんで頂けるよう、K工房製品をお手渡しする時には
お洗濯方法や洗剤について具体的にお伝えしています。
天然藍染の衣類、インテリアクロスのお洗濯は、単独で水洗い
を基本とお考え下さい。でもお洗濯の前にまず水を張った
洗い桶にざぶんと浸し一晩置いてください。
翌朝、写真(上)ほど濃くはないかもしれませんが紅茶かほうじ茶を
薄めたくらいの黄味がかった水の色になっているはずです。
これは藍の中に含まれるタンニンという成分が水に溶け出した為
です。(お茶の渋み成分と同じものです。)
青い色が沢山出て、色落ちや色移りするのではと懸念されていて、
この『黄色い水』に初めて遭遇された方はちょっと感動されました。
藍布が色がくすんできたな~と感じるのは、日光の仕業でタンニンが
浮いてきている証拠です。
何度か水を換えるうち、写真(下)のようにすっきり透明になります。
このように藍は水に晒す度に色が冴え、深みを増し色に落ち着きが
出てきます。
そして洗剤は、漂白剤・蛍光剤を含まない中性洗剤(シルク・ウールが
洗えるおしゃれ着用洗剤等)を、表示の使用量より控えめに使われると
色落ちを回避できます。
すすぎ終わったら、脱水機にはかけず軽く絞ってしわを伸ばし中表に
して陰干しにしてください。
藍布は直射日光、ガラス越しの陽が直接当たる場所に長時間放置
すると日光焼けの恐れがあります。
衣類もインテリアクロスも使用されない時は遮光できる場所(タンスなど)
に保管されると色あせの心配もなく、藍の色も定着いたします。
★尚、ご不明な点は店頭・メール等でお問い合わせ下さいませ。
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ペアで楽しむ藍ウエアー


お彼岸を過ぎても、夕方の街の気温は29度!
デパートの壁面にデジタル表示が示していたと
昨日最終にご来店のお客様がおっしゃっていました。

ここ2,3日、広島は昼間の気温が高く、湿度も多いのか
蒸し暑いのです。
テレビでは北海道の初冠雪のニュースを伝えていて、
映像を眺め改めて「日本は広い。」と思ってしまいました。

おみせのウエアーも先取りしすぎると暑く感じるので、
ボディーは今色味は淡すぎず濃すぎず染め上がった
透け感があるものを着せています。
(厚手のシャツジャケットや背裏つきジャケットも出始めて
いますが…。)

綿100%のガーゼやボイルといった天然素材が肌に優しく、
柔らかで通気性も良く、肌触り・着心地ともによいのです。

しかも1点ずつ染め、仕立て上げるオリジナルですので
自分だけの1枚。
愛着もわくはずです。

カジュアルですけどオシャレな『K工房*藍ウエアー』
仲良くペアでお楽しみください。
★手染めのものははお手入れ(お洗濯)が 難しいのでは、
色落ちするのでは…お店でよく聞くお客様からの質問です。
次のお便りで、その点についてお答えいたしますね。

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2008年9月23日火曜日

うさぎ★うさぎ


今月3日にご紹介させていただいた遊彩うさぎまめ皿、おかげさまで
人気です。
柄違いで、胴には柄のないシンプルな 黄・紅耳うさぎまめ皿と、
ひとまわり大き目サイズの銘々皿が続いて入荷しました。
やはりカワイイ♪カワイイ♪と人気は上々です。
季節の演出にと今年初めてしおんに連れてきましたが、卯年生まれ
の方が大変喜んで一羽又一羽と連れて帰ってくださいます。

銘々皿(写真奥)は、お団子、お饅頭をお出しするのにも最適な大きさ
です。

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うさぎ黄・紅耳うさぎ 銘々皿  1客 1,980円(税込)
うさぎ黄・紅耳うさぎ まめ皿  1客 1,470円(税込)

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文字を音声に変えて

飛び石の休日にはさまれた月曜日、お店はお休みを頂き
ましたが、午後からちょっとしたお手伝いに出かけました。

区役所別館には区の社会福祉協議会(社協)の事務局があり、
社協と連携をとりながら活動する様々なボランティアグループ
の拠点である、ボランティアセンターもあります。

同フロアーには録音ブース2基を備えた作業室があり、
そこが視覚障害をお持ちの方の為の音訳ボランティア集団
『五日市朗読グループ』
の活動の拠点です。

そこにはメンバーが音訳した様々なジャンルの音訳図書
(テープやCD)が蔵書化され今も増え続けています。

社協に申し出て登録されたリスナーさん(視覚障害の方)への
音訳図書貸し出しの作業を週3回交代で行っています。
その『テープ当番』で久々に作業室へ出向きました。

グループの活動は図書の音訳のみならず、毎月の広報の
区のたよりや文芸春秋からの抜粋、録音室を飛び出し気になる
事や話題の場所などを取材形式でまとめた月刊テープも編まれ、
生き生きとした旬の情報もお届けしています。

又、リスナーさんとメンバーの気軽な茶話会や恒例の忘年会
などで双方向の親睦も深めています。

作業室の中のスナップを撮らせて頂けば良かったと、後で
気づいた次第です。今後写真を撮らせて頂く機会があれば
お伝えしますね!

※音訳図書等貸し出しに関するお問い合わせ先
佐伯区社会福祉協議会  TEL082-921-3113

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2008年9月20日土曜日

今日から展示です




庄原市の国営備北丘陵公園では毎年恒例の『秋まつり』
9月13日から始まっています。

この時期に合わせて、園内の『さとやま屋敷』内に夫の
藍染めの作品を貸し出し展示を依頼され、もう3度目の秋です。

今年は秋のモチーフ『彼岸花』の屏風をワゴン車に積んで
夫は今朝すでに庄原へ向け出発しています。

連休にコスモスの群生や他のお花を見てゆ~っくりされたい方は
どうぞお出かけ下さい。

『さとやま屋敷』は日本家屋を移築されていて、靴を脱いで和室に
あがり、お茶とお団子なども頼め、お庭を眺めながらのんびり
休憩できます。

床の間の、藍染の『彼岸花』もご観賞くださいませ。
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利休屏風 『秋の舞』 2006年 富嶽ビエンナーレ展 入選作品

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こどものうつわ




あとりえしおんで取り扱ううつわのジャンルの中で外せないものは
『こどものうつわ』です。
お店を始めた時に娘が4歳、息子が1歳でした。
うつわのお店を始める以前からの陶器好きでしたが、さすがに
第一子の出産前に子供食器を揃えるほどの気持ちのゆとりは
ありませんでした。
都合よく洋食器メーカーの磁器の子ども食器セットを出産祝いで
頂きました。
白地に淡い色合いの呉須で小鳥等の模様が入っている、茶碗
マグカップ、皿のセットです。
離乳食が始まり、このセットに手持ちのうつわの中から小ぶりな
小鉢や小皿もちょこちょこ組み合わせ食事におやつにフル稼働
しました。
そうしながらお茶碗、マグカップなどのへビーローテーションものは
何種類か揃えていましたが、こどものうつわには私なりのこだわり
を持っていました。
①磁器・半磁器製で(熱に強くレンジ・オーブン対応し清潔長持ち)
②ある程度の厚みがあり(丈夫で安定感があり口当たりも良い)
③茶碗は小ぶりで持ちやすい、(小さなかわいい手ですから)
④マグは持ち手がゆったりしている(しっかり握れてこぼれない)
⑤こどもが自分で食べる時に楽しい気分になるような絵柄で
⑥いかにもこども用という雰囲気でなく(親の器とのバランス)
⑥価格も納得できるもの(壊れた時に心が重~くならない程度に。
子供が壊すというより、育児で疲れが溜まっている私も洗い物
の時うっかり手を滑らせる事を懸念し。)
以上はうつわを扱う仕事を数年後に始めることになるとは夢にも
思っていない頃のMYルールですが、結局仕事を始めてからも
この『こどものうつわ』選びの基準は変わっていません。
仕事柄、直接作家さんの窯へ伺うようになって選んだ娘と息子
のためのうつわをごそごそと食器棚の奥から出してみました。
20年近く前のうつわです。壊れずにとってあります。
娘には『かぐや姫』、息子には『桃太郎』。
絵本で知っているお話の主人公が手描きされているお茶碗が
初めて食卓に登場した日に喜んだ子供たちの様子や声…。
小さなうつわから、忙しくて賑やかだった子育て時代の想い出が
蘇ってきます。
これからも家族の食卓の記憶とともに残る『こどものうつわ』を
提案していけたらいいなと思います。


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2008年9月19日金曜日

南から北から











今週はお休み明けから頂き物続きです。

火曜の朝「連休に里帰りしてたのでお土産です。」とお客様から
九州のお土産を頂きました。

その日の午後は、会津木綿のはぎれを「良ければ何かに使って。」
とHさんが持ってきてくださいました。

一枚ずつ広げては織りの色合わせや素朴な生地の風合い等
楽しみました。

木曜日にはお里帰りされていたFUKIKOさんが、「お土産に持って
帰った藍染のUV手袋、皆に喜ばれました。かさばらず軽くて済んだ
から私も助かりました。」

ご自身でお求めくださり使い勝手が良いからと、故郷のお身内や
お友達へのお土産にと藍染UV手袋を選んでくださったのですが、
受け取られた方々の反応まで伝えてくださり、感激です。

その上、青森のお土産まで頂いてしまいました!
更に、近くのデパートで始まったキルト展の招待券までECOバッグ
からそーっと出して「いろんな作品が展示してあって綺麗でしたよ。
宜しかったらどうぞ。」とカウンターに置いてくださいました。

その後、又別の方が鹿児島のお土産を持ってきてくださり、
なんだか連鎖反応?
お店に居ながらにして、異郷の風が南から北から吹き込んできた
様な4日間。

小さなあとりえしおんを心に留めてご来店くださる皆様に感謝
しております。

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片口 コスモス




この片口は、ビアマグくらいの少し背高のフリーカップに
注ぎ口がついたという感じです。

えくぼもあって、持ちやすいのです。

正面、背面、見込み(内側)にも絵付けしてあり、どこから
眺めてもふんわりやさしいコスモスが揺れています。

八重子さんのきめ細やかさが伝わってきます。

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2008年9月14日日曜日

秋の草花文




シオン・コスモス・ワレモコウ…秋を感じさせる草花文のうつわ
が、入荷してきています。

あとりえしおんの店内は、きっぱりとしたBLUE&WHITEから
しっとりとした土モノのうつわへとメインが入れ替わりました。

無地の白いうつわや黒いうつわがカッコイイと持てはやされる
昨今ですが、20年余ず~っと八重子さんのやさしい絵付けの
この草花文のうつわ達がが大好きです。

これまで作家さんの定番に加え、色々別注もお願いして形に
していただきました。

紅茶好きのお客様のオーダーで出来た紅茶カップ&ソーサー
に続きシュガーポットとミルクピッチャーも完成しました。

イギリスではポットで淹れた紅茶が濃い場合、お湯を足して
濃度を調節してください、とホットウオータージャグも卓上に
添えるそうです。
片口はお湯を入れ、その用途で使ってもいいですね。


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伝統的工芸品のゆくえ











『第1回 京の絞り職人展』が昨日終了しました。

特別展示作品の名画の美しさを堪能しつつ、日傘、バッグ、
ストールからポーチ等、生活の中で使って楽しめるものにも
同じ絞りの技がふんだんに施されているという事実に改めて
感動しました。

生業の本筋である着物も、総絞りの振袖から訪問着、無地感覚
の(総絞りですが)お洒落着や帯まで、職人技を駆使した品々が
陳列され圧巻でした。

何よりも、会場で職人さんから直接それぞれの絞り技法や染め方
の説明を伺うことができた事が皆様にとって幸運な事だったのでは
ないでしょうか。

着物と言うと呉服屋さんやデパートでお求めになる方が殆どだと
思いますが、この度の催しは職人集団そのものが主催されていて、
まさに創り手の顔が見える展示会でした。

今回来広された吉岡さんが、どの作品や着物や小物に至るまで
丁寧に説明し誕生秘話なども教えてくださり、更に『絞り』という
日本の伝統的工芸品を取り巻く現状についてもお話されました。

絞りはそれぞれ分業なので、職人の高齢化と後継者不足で、
1人の職人さんがリタイアされると、1つの絞りの技法がそこで
途絶えてしまうそうです。

明るい話題としては、この伝統的世界に地元の美大出身の
若い女性が数人加わり、新しい風を吹かせて始めているそうです。

永く培われた技とフレッシュな感性の出会い。
京都絞り職人衆、今後の展開が楽しみです。




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2008年9月13日土曜日

絞りDEモナリザ




『京の絞り職人展』4日間の日程のうち3日目が終了。

日本随一の技を結集した作品が見れるのもあと1日です。

ウインドウには『モナリザの微笑』が掲げられ、通りから
見ることが出来ます。

ぎゃらりぃSARA内には、『笛を吹く少年』、『向日葵』、
『落穂拾い』、『睡蓮』など、日本人にとって馴染み深い
名画が絞りで表現された作品が飾られています。

名画は油絵の具の凹凸感を出す為絞りを延ばしきらずに
ある程度縮んだ状態で仕上げその陰影で立体感を表現
してあります。

つまり、下絵を染め描く時点で縮み分をプラスし大きめ
(人物なら少々ぽっちゃりめ)に描いておきます。
そうして絞りのくくり糸をほどいた時に原寸大に仕上がります。
すべて、職人さんの長年の 勘だそうです。

はぁ~…さすがですね。すばらしいです。

1枚の絞り名画の中に複数の絞りの技法を使い、表現して
ありますが、それぞれ得意な絞りを職人さんたちが分担
されているそうです。

ガラスで覆われておらず、細かい作業が近寄ってみることが
出来ます。
ウインドウの中にもかかわらず潜入し、モナリザの微妙な
表情をかぶりつきで拝見させて頂きました。

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2008年9月11日木曜日

第1回 京の絞り職人展@ぎゃらりぃSARA


10日午後1時より『京の絞り職人展』がぎゃらりぃSARAにて
始まりました。

絞りでここまで表現できるとは…『絞り世界の名画』は
想像をはるかに超えた作品が解かれた荷物の中から現れました。

ゴッホ・マチィス・モネなどのお馴染の名画を絞りで表現した作品は
様々な絞りの技法と彩色が盛り込まれていて見ごたえたっぷり。

数人の方の力を合わせて、1枚の絞り絵を仕上げるそうです。

そのあたりのことを職人の吉岡さん直々にご説明していただけます。

百聞は一見にしかず。(リアルな色合いは、口で言い表せません!)
ぎゃらりぃSARAへご来場可能な方は土曜日までに是非どうぞ。
(最終日13日は午後4時終了です。)
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2008年9月9日火曜日

藍染講習会


昨日は工房での藍染1日講習会を開催いたしました。

定期的な教室を開講する時間の余裕がない夫ですが、
長年夫の染を贔屓にしてくださっているお客様への
感謝の気持ちで企画した講習でした。

朝から晴天で、戸外で染めたり干したりの作業をするには
うってつけの染め日和。(9月というのに暑すぎるくらいでした。)

お日様のチカラで藍で染める布の発色と乾きが良くなります。

午前午後通して、地染め・デザイン決め・型紙彫り・糊置き
の工程を経て、銘々マイデザインの『型染めのエコバッグ』
を仕上げていただきました。

ご夫婦でご参加くださったS様のご主人は退職後、チェロを
習われているそうで、間近に迫ったチェロ教室の合宿に
自作のバッグを持って行ける、と喜んでくださいました。

紅型や草木染、織り等を経験された方もおられ皆さん好奇心
旺盛で作業中は真剣に集中し、お昼休みにはお弁当を広げ
和気あいあいの歓談となりました。

「染めの作業も大変楽しかったし、知識と経験が豊富で
いきいきしていらっしゃる人生の先輩(K様)とお話しが
出来た事も収穫でした。本当に参加しさせてもらって
良かったわ。ありがとう。」と今日S様から嬉しいお言葉を
頂戴いたしました。

参加された方同士の出会いも喜んでくださったのですね。

皆様、夏の終わりの良い1日をありがとうございました。

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明日午後開催


第1回 『京の絞り職人展』いよいよ明日から始まります。

明日午前中は会場セッティングのため、
初日10日の開催時間は午後1:00~です。お間違えの
無いようお昼からお出かけくださいませ。

ビル1階、歩道に面した掲示板のポスターですでに告知
しております。

その手前のこじんまりとしたアイアンの2段かごラックに
案内状等も入れてあります。

明日は木製額に入れたポスターをイーゼルに立てますので
階段またはエレベータで2階へお越しください。
ご来場お待ちしております。


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地蔵文のめし碗




作者の中根さんが、20年余作り続けておられる
地蔵文のうつわ。こちらは飯碗青

湯のみと同じく青が少し大きめですので、ペアで
夫婦碗としても人気です。
★地蔵文めし碗 青・赤とも  1客2,415円 (税込)

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2008年9月6日土曜日

地蔵文の湯のみ


やさしいお顔のお地蔵さんが4人並んでいらっしゃるうつわ。
目を伏せ手を合わせ何を祈ってくださっているのでしょうか。

「かわいらしい。」と手にとって下さると、

「思ったより軽くて、手の中にすっと納まるわ。
この丸みがちょうど手に馴染む感じ。」
手触りのよさに喜ばれます。

後日
「とにかく毎日使っています。口当たりも良く
お茶が美味しい。
テーブルに置いてあると、おじぞうさんの顔に
にふと目が行き和むんです。」
と言われました。

もうすぐ敬老の日、遠く離れてすむ祖母に、 和菓子とお茶と
赤絵の『地蔵文の湯のみ』を 送ろうと思います。

地蔵文湯のみ 青・赤ともに  1客 1,890円(税込み)
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藍染ボトルネックTシャツ 


通勤途中のバイパスにデジタル温度計が設置されていて
毎朝チラッとチェックします。

8月末は30度を下まわる日もあり、気持ちの良い青空が
広がっていました。

9月に入ってからが気温が上昇、ここ2,3日は午前中でも
33度の表示。
夕べから蒸し暑いな~と感じていた今朝は重い曇天、
温度計の表示は34度でした。逆戻り状態です…。

もあ~っとした暑さの中、Nさんが7月のしおんまつり(五日市)
でお求め下さった、K工房の藍染Tシャツを着て幟町店に
お立ち寄りくださいました。

自転車に乗って来られ、アイボリーのパンツに組ませた
藍のボトルネックTシャツは縦ボーダーのつる薔薇モチーフ。
スラリとしたNさんにとてもお似合いでした。

お見送りの時に気づけば、自転車も明る目のネイビー!
街を自転車で駆け抜ける姿もきっと素敵です。

★写真は同じタイプのボトルネックTシャツ『うさぎ』
このうさぎ達も月に向かって疾走しているのかな?

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うつわと染 あとりえ*しおん
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2008年9月4日木曜日

やさしいうつわとえほんのセット


HPニューアルに伴いWEBショップにオリジナルセットを
ご紹介するコーナーを作りました。

実店舗では、あとりえしおんオリジナルな組み合わせは
そのつど色々ご提案しているのですが、WEB用は特別に
考えました。

3月の素敵な催し『えほんとうつわの春咲展』にちなんだ
やさしいうつわとえほんのセットです。

春咲展で、しおんのお客様がうつわの作家さんに特別
注文された小判皿(大)も是非皆様にお披露目したく
セットに組み込んであります。

このお客様は、お孫さんがお生まれになりご家族が増えて
にぎやかになった食卓を楽しみたいとの事で、定番の
小判皿(小)をそろえられた後に大きいサイズもというご依頼で
まもなく中根さんが形にしてくださいました。

ご家族みんなで又たとえ1人暮らしをしている方でも
日々の食卓を楽しく囲んで頂きたいと思っています。

えほんは、展示会後も直筆サイン入りのえほんをしおんで
扱うこととなりました。

心がほっとするようなイラストとメッセージ。
ちょっとしんどい思いをしているすべての人に手に取って
頂きたい内容です。

近々WEBショップへご紹介いたします。


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うつわと染 あとりえ*しおん
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ぎゃらりぃSARA







新聞のギャラリー催し案内欄に掲載された『京の絞り職人展』
をご覧になり、ぎゃらりぃSARAの場所のお問い合わせの
お電話が今朝から何件かありました。

ぎゃらりぃSARAはJR広島駅南口から徒歩圏内です。

同じく広島駅南口からタクシーですと(超渋滞時は除く)ワンメーター
でビルの前に到着します。
「城南通りの東横インまでお願いします。」とドライバーさんに
告げられると良いと思います。

下車されますと、城南通りに面した東横インの西隣り、レンガ
タイル貼りの7階建てのビルが第3旭東ビルです。

ぎゃらりぃSARAとあとりえしおん幟町はこのビルの2階です。

歩道から2階を見上げるとウインドウにSARAで催されている
作品の一部がが展示してあるのが見えます。

歩道からすぐわかる外階段があり、つたの植わった花壇も
2階まで段々になっています。

が、足、腰を痛めておられる(そして車椅子の)かた、ベビーカー
のお子様をお連れのかた、決して階段をご利用にならないで
ください!!

階段をやり過ごし正面アーチ型の入り口からお入りください。
エレベーターがございますので、それに乗って2階へお越しください。

ご来場お待ちしております。
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うつわと染 あとりえ*しおん
http://www.atelier-shion.com/
E-mail info@atelier-shion.com

2008年9月3日水曜日

月とうさぎ


今年の中秋の名月は9月14日に巡って来ます。

季節の食卓を盛り上げる小さなカワイイ皿や鉢で、楽しく
うつわ遊び。
藍の星空ランチョンマットに月とうさぎを遊ばせて見ました。
深い藍色に淡いうつわが映えてファンタジー♪

上品な色合いの黄釉の高台小鉢ですので、色のイメージを
頂き満月にはこだわらず月に見立てて。

うさぎ型のお皿も、ふっくりおっとりしたうさぎさんの姿が
良いでしょう?上絵も控えめでちょっとデザインぽくって。

こういう形は特別なうつわと思われるかもしれませんが、
日々のうつわとして意外にオールマイティー。

食事どきには珍味、薬味、おじゃこや漬物、ティータイム
にはあられに金平糖、シュガーを入れてカップに添えて…。

飾ったり、銘々の膳にセッティングしたり、たくさん出番が
あれば、うさぎも飛び跳ねて喜ぶはずです。

★受注生産の為、先月限定数注文し確保しております。
第一便は10日にしおんに到着予定です。
現在WEBショップにはアップしておりませんが、受注・
発送はお受けいたします。
メールにてお問い合わせ下さい。


黄釉高台小鉢 10cm×4cm高さ4cm  1客1,575円(税込)
うさぎの小皿  10cm×4cm~7cm   1客1,470円(税込)




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