2008年10月13日月曜日

金木犀


金木犀の花がぽろぽろと地面に零れ落ち始めると、
中庭への扉を開けるだけで部屋の中にすべり込んで
きていたあの甘い香りが弱まっている事に気づきます。

時間は決して留まってくれませんね。

先週は自宅にいる日も仕事場に出かけている日も
道を歩けばどこからともなくこの花の香りが漂ってきて、
とても幸せな気分で過ごせました。

一枝挿すだけで部屋の中も芳香が漂い、ゆったりとした
気持ちになれました。

地元のお祭りの頃に薫る花。
土日2日間、遠く近く聞こえていた子供や大人の
みこしの威勢の良い掛け声やきやりも夢の跡。

秋の訪れを告げる小さな花に、毎年癒されています。



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うつわと染 あとりえ*しおん
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